華僑(かきょう)とは、海外へ移住している中国人やその子孫の事であり、共通しているのは中国国籍を保有している在外中国人という事である。
「華僑」という言葉がもともとできた時には、本籍地(中国)を離れて異国を渡り歩く華人の意味であった。
そのため、移住先への土着性が低いと言われている。
中華人民共和国の中国共産党政府の定義では、「中国大陸・台湾・香港・マカオ以外の国家・地域に移住しながらも、中国の国籍を持つ漢民族」を指すとされている。
余談であるが、上記内容より中国大陸・台湾・香港・マカオに住んでいる人の事は、中国人民として定義しているのである。
日本で使われる華僑の意味合いは「中華系のルーツを持ち、中国由来の文化や事業を行っている中国人、または元中国人」のことを言う場合が多く、「華僑」と「華人」を区別することなく使用している場合が多い。
また、同様の境遇のインド系の呼び名に対し「印僑」、ベトナム系の呼び名に対し「越僑」などがある。